アプリの成長とは何をもって判断する?アプリマーケティングにおいてのKPIを解説

アプリの広告収益を行う上での注意点や方法を紹介。

アプリってどうなったら成長なの?

アプリのリリース後に、その存在をアピールして適切な成長を続けていくためには、アプリマーケティングへの理解が欠かせません。 しかし、実際にアプリを運用しながら、マーケティングについての理論を深く追求することは難しく感じられるでしょう。

そこでおすすめしたいのが、「KPI」を中心に意識したアプリマーケティングです。 KPIを把握した上でアプリの運用を続けていけば、求められる成長を促していくことができるでしょう。 この機会にKPIとアプリの関係性をチェックして、有効なマーケティングへの利用を考えてみてください。

KPIを意識したマーケティングでアプリの成長を測る

1.アプリマーケティングにおけるKPI設定の重要性

KPI(Key Performance Indicator)とは、「重要業績評価指標」などと訳される言葉で、事業における業務を評価する際に使われる数々の指標のことです。

当初のプロジェクトが求めるプロセスを通過しているのか、正しくアプリを運用できているか、そういったことを測る際の重要な指標になります。KPIの重要性を知り、実際のアプリマーケティングに活かしていくことこそ、基本的なアプリ運用のポイントになるのです。

特に以下の項目は重要な考え方となるので、まずはしっかりと押さえておきましょう。

インストール数=アプリの成長ではない

アプリのリリース直後などは、インストール数が気になることが多くなりますが、必ずしも「インストール数=アプリの成長」というわけではありません。
むしろインストール数を伸ばすために、突発的な宣伝ばかりに力を入れることは、将来的にアプリの評価を低下させることにもなりかねないのです。

特に、アプリから収益を得ることを目指す場合には、インストール数が絶対的な指標にはなり得ません。 有料アプリでない限り、インストールをしてもらっただけでは、実際の売り上げに直結しないのが通常です。 アプリのインストール後、スマホやタブレットの中で動かしてもらい、良い評価を得て初めて具体的な利益につながります。

インストール数が非常にわかりやすい指標であるため、つい頼りにしてしまいがちですが、実際に気にするべきポイントは他にもたくさんあるのです。あくまで「インストール数〇〇件突破!」といった謳い文句はひとつの成果に過ぎないことを理解し、ゴールとは別であることを意識しましょう。

アプリの成長には、アクティブユーザーが重要

アプリの成長を実感し、利益に結び付けていくためには、アクティブユーザーが重要になります。
「実際にアプリを起動して、使っているユーザーはどのくらいいるのか」が、マーケティングにおいてはチェックすべき指標になるのです。

「インストールはしたものの、その後1回も使っていない」「すぐにアンインストールしてしまった」というユーザーも、インストール数にはカウントされます。 しかし、それはアクティユーザーという観点から見れば、アプリに影響していないユーザーだと判断できるでしょう。

このアクティブユーザー、いわゆるアプリの利用者数を増加させることが、アプリマーケティングの基本となります。毎日・毎週・毎月といった単位で、何人のユーザーがアプリを利用しているのかを把握することができれば、アプリの実情が見えてくるでしょう。

また、アプリの利用者の継続率に注目するとも、アプリマーケティングにおける重要なポイントになります。キャンペーンや広告を配信することで、一時的に利用者数を増やすことは可能です。しかし、その後もアプリのファンとなって継続利用をしてもらうには、具体的な指標を意識してマーケティングを行う必要があります。

アクティブユーザー数とその継続率が、アプリを成長させるために欠かせない要素であることを、まずは把握しておきましょう。

アクティブユーザー数とその継続率が、アプリを成長させるために欠かせない要素

2.アプリマーケティングの重要指標とは?

では実際に、アプリのアクティブ率を測る指標として、何に注目すれば良いのでしょうか。
ここで注目すべきなのが、「DAU」「WAU」「MAU」の3つの指標です。

これら3つの指標はどれもアクティブユーザー数を示す指標ですが、それぞれの違いをチェックして組み合わせることで、アプリマーケティングに役立つ情報を引き出すことができます。 まずはこの3つの指標の意味を確認して、アプリのアクティブユーザーを増やすための対策を考えていきましょう。

「DAU」とは

DAUとは、「Daily Active Users」の略称で、1日に確認されたアクティブユーザー数を示す指標です。 複数回の利用が考えられるアプリなどの場合、このDAUを参考にしてユーザーの継続率を測ることが推奨されます。

DAUが低い場合、アプリを起動することが億劫に思われていたり、ユーザーの中で1日に何度も使うものではないと判断されたりしていることが考えられるでしょう。生活に根付いたアプリになれるよう、ユーザーの認識を変えるためのシステムが求められるとDAUから読み取ることができます。

DAUの改善を目指すには、ログインしたくなるようなボーナスを付与するなど、起動することに対するメリットを提示するのがひとつの方法です。ユーザーの1日のルーティーンになるような機能を提供することが、DAUの上昇を狙う際のポイントになるでしょう。

「WAU」とは

「Weekly Active Users」を意味するWAUは、週毎のアクティブユーザーを確認する際に使われる指標です。 毎週のアクティブユーザー数に変動が見られる場合、何かの要因によってアプリに影響が及んでいると考えることができます。その要因を探ることで、週間のアクティブユーザー数を安定させ、固定利用者数の増加と継続率の上昇を期待することもできるでしょう。

WAUを確認することで、曜日毎の差や、平日と休日におけるアクティブユーザー数の違いを把握することができます。 そもそもアプリがどういった生活スタイルを持つユーザーに向けられたものなのかを思い出して、想定通りの結果になっているかをチェックしてみましょう。

DAUの積み重ねがWAUの数値につながっていくため、まずはこの2つを中心にみていくことがおすすめです。

「MAU」とは

MAUとは「Monthly Active Users」を意味する言葉で、毎月のアクティブユーザー数を測る指標になります。 毎日でなくても、月全体の利用者数が多ければ、それだけユーザーの生活に影響力のあるアプリだと判断可能です。

逆に、突発的にDAUやWAUが伸びることはあっても、MAUが安定せずに継続率が低いという場合には、アプリの知名度が足りないなどの原因が見つかるかもしれません。ショッピング系のアプリなどは、給料日などをきっかけに利用者数が増加することがあります。そういった生活における行事とリンクするアプリは、MAUが伸びやすくなるでしょう。

何がアプリのMAUに影響しているのかがわかれば、そこを狙ったピンポイントの広告を打ったり、逆に人が少ない期間を補強するためのキャンペーンを行ったりできます。MAUは細かくチェックして、アプリマーケティングとして行動すべき内容を見定めていきましょう。

MAUとは毎月のアプリユーザーを測る指標。

3.まとめ

開発したアプリが求めている成果を出せるかどうかは、その後の成長にかかっています。

しかし、アプリのインストール数しか見ていない場合や、漠然とした盛り上がりの雰囲気だけで判断していると、必要な措置や修正が手遅れになる可能性もあるでしょう。 アプリマーケティングを正しく行うためにも、この機会にKPIのポイントをチェックして、知っておくべき重要な指標を把握することがおすすめです。

アプリの成長を適切な方向に導けるように、アクティブユーザーに関する基本的な指標についてはしっかりと理解を深めておきましょう。