ディープリンクとは?アプリ広告で覚えるべきメリットや仕組みを徹底解説!

ディープリンクって聞いたことある?

Webコンテンツにおいて、ユーザーが見たいものをスムーズに閲覧できるような作りになっているかは重要なポイントです。

近年はWebサイトだけでなくネイティブアプリもコンテンツに加わり、コンテンツの在り方が多様化しています。アプリを開発してリリースする際も、上手くユーザーの動線を確保しながらスムーズに利用できるようにしなくてはいけません。

アプリの動線をスムーズにする際に使えるのが、「ディープリンク」という仕組みです。ディープリンクを活用すれば、ユーザーがスムーズにコンテンツ移動できるようになります。

今回はディープリンクとは何か、そしてメリットや仕組みなどをアプリ業界者向けに徹底解説していきます。

アプリの動線をスムーズにするディープリンクとは

1.ディープリンクとは?

ディープリンクとは和訳すると「深い場所へのリンク」といった意味で、当初はWebサイトのトップページより下に移動できるリンクを指していました。

Webサイトは違いこそあれ、仕組みとしては階層ごとに複数のページが連なってできています。ページが多ければ多いほど、ユーザーは手掛かりがないとページが閲覧しにくくなり、コンテンツへの満足度も落ちてしまうでしょう。そこでWebサイトでは各ページにディープリンクとして関連のリンクなどを貼り、上手くユーザーが知りたい情報を検索できるように工夫がされています。

最近ではWebサイトに限らず、ネイティブアプリも普及しています。そしてネイティブアプリは、シンプルな機能のものが多いです。機能が多いとかえってユーザーが使いにくく感じ、不満を覚えることがあるからです。

ですからユーザーのスマホ内には、目的ごとにさまざまなアプリがインストールされているのが普通です。アプリ単体では機能が不足することもありますから、場合によっては「アプリAの検索結果をもとにして、アプリBで詳しい情報をさらに調べたい」などと思うかもしれません。

ディープリンクを使えば、簡単にアプリAとアプリBを連携させて使えるようになります。例えば、レストランを予約アプリで予約する際に、別の地図アプリと連携させることで予約したレストランの場所をスムーズに表示させたり、カレンダーアプリに予約した日時を登録したり、ということができるのです。

ディープリンクはコンテンツが混在している今、重要度の高い手法で、今やWebサイトだけでなくネイティブアプリでも盛んに用いられる技術になっています。

ディープリンクを使えば複数のアプリを連携させて使用できる

2.ディープリンクのメリットとは?

ディープリンクを利用すると、次のようなメリットがあります。

ユーザーの動線がスムーズになる

アプリにディープリンクが実装されていない場合、ユーザーは

  • アプリAで情報を調べる
         ↓
  • ホーム画面に戻り、アプリBを起動させる
         ↓
  • アプリB内の特定ページを開く
         ↓
  • アプリBでアプリA内の情報を入力し、再検索を行う

などと、複雑な動線をたどらなければいけません。
スムーズに移動できないというのはコンテンツにおいて致命的なので、
それだけ利用率も下がってしまいます。

ディープリンクを活用するとアプリAからアプリBへ直接アクセスし、
特定のページを開けます。つまり、

  • アプリAで情報を調べる
  • ディープリンクによりアプリBの特定ページを直接開き、検索結果を表示させる

となり、ユーザーの動線が一気に短縮されます。
これによりユーザーの利便性が増し、アプリの使いやすさがアップします。
結果的には利用率も上がるでしょう。

Webサイトも組み合わせた柔軟な連携が可能になる

ディープリンクは、もともとWebサイトで使われていた手法です。そしてネイティブアプリとWebサイト同士を、ディープリンクで組み合わせることも可能です。

たとえばWebサイト上のバナー広告で特定ページの紹介を行い、そのバナー広告から直接自社アプリを開き、特定ページへ直接アクセスできるように設定できます。また逆にアプリ内から自社Webサイト特定ページへアクセスできるようにも設定できます。

このようにWebサイトも組み合わせた柔軟な連携が可能になるため、アプリ企業としてはディープリンクを活用してさまざまな戦略が取れます。

コンバージョン率向上につながる

先ほども言いましたが、ディープリンクを使うとユーザーのスムーズな動線作りが可能です。そしてこれが、コンバージョン率向上にもつながります。

たとえば従来WebサイトでECサイトの商品広告を見た際は、その広告をタップした後アプリをいったん立ち上げ、トップ画面から指定商品をわざわざ探す必要がありました。ユーザーはすぐ商品を探せないのを嫌いますから、このままだと大きな顧客損失へとつながってしまいます。

ディープリンクを使えば、バナー広告から商品アプリ詳細ページへ直接アクセスが可能になります。これによりユーザーは広告で紹介されていた商品をすぐアプリ内で閲覧できるようになり、離脱率が減ります。

ディープリンクでユーザーの動線を短縮できれば離脱率が減り、コンバージョン率が上がる

3.ディープリンクの事例

ディープリンクを実装できるサービスには、次のようなものがあります。
アプリ広告を出す際などに、参考にしてください。

AppIndexing

IT大手「Google」では検索エンジン運用企業としてディープリンクの重要性を理解しており、「AppIndexing」を提供しています。

AppIndexingではアプリコンテンツとURLの紐づけ設定などを行うことで、Googleの検索結果内にアプリコンテンツを直接表示可能です。またユーザーがアプリをすでにインストールしている場合は指定コンテンツへ、インストールしていない場合はアプリインストール画面へ移動と、状況によって対応を分けることもできます。

他にも「Android」搭載機種では検索結果候補から直接アプリコンテンツへ移動できる「オートコンプリート」が使えたりと、さまざまな機能でアプリ開発者をサポートしています。

Universal Links

「Apple」からもディープリンク実装をサポートするため、「Universal Links」というサービスが提供されています。Universal Linksでは、ディープリンクが管理しやすいように工夫されています。

通常ディープリンクでアプリコンテンツ誘導を行う際は、「example://scheme」といった特殊な書き方を行う必要がありました。それがUniversal Linksだと「https://example.com/content」といった、一つのURL表記で済みます。

そして検索結果内では、ユーザーがアプリをインストールしている場合はアプリ内のコンテンツ、インストールしていない場合はWebサイト内の指定ページに移動と、ユーザー側がスムーズにコンテンツを利用できるような動線作りが可能になります。

App Links

SNS大手「Facebook」では、「App Links」というディープリンクサービスを提供しています。アプリの投稿内にディープリンクを埋め込み、投稿内から直接紹介されているアプリコンテンツへ移動できるように設定できます。

SNSで情報を検索するユーザーも増える中、SNS内での動線作りも重要度が増しています。App Linksを使えばFacebookから直接アプリを開けるので、Facebook経由でのアプリ利用率向上などが見込めます。

ディープリンクの事例、AppIndexing、App links、Universal links

4.まとめ

今回はディープリンクとは何か、そしてメリットや事例などを解説してきました。Webコンテンツが混在し複雑になる中、アプリ提供側としてはいかにスムーズにアプリを使ってもらうか工夫するのがカギになります。

2020年9月以降、iOS14のアップデートでIDFAの取得がオプトインと変化します。その影響で、アプリマーティング界隈では、大きな変化が想定されます。本記事でご説明してきた、ディープリンクも変化します。

詳しくiOS14について知りたい方はこちらから。

ぜひディープリンクを活用してアプリ広告などを行い、アプリ利用者数を増やしていきましょう。