Google Playの手数料が半分に!Googleが発表した最新情報をチェック!

Google Playの手数料も半分になる!?

2021年3月16日、Googleからアプリストアについて発表がありました。その内容はアプリ購入やアプリ内課金に対する手数料をこれまでの半分にする、というものでした。
今回はこの発表についての詳細や、いつから適用になるのか、などを詳しく解説していきます。

1.Google Playでの手数料引き下げの対象は?いつから適用される?

Googleはこれまでアンドロイド(Android)を搭載する携帯端末向けのアプリを扱うGooglePlay内で、アプリ開発者に向けての30%の手数料を請求していました。ちなみにAppleのアプリストア、App Storeでも同じくアプリやアイテムの価格の30%が手数料として請求されています。

今回の発表でGoogleはその手数料を半分である15%まで引き下げると明言しています。ただし、全ての売上が減額の対象になるというわけではなく、実際に手数料15%が適用されるのは年間売上高の最初の100万ドル(約1億1000万円)分のみとのことです。

また、規模に関わらずすべての開発者にこの変更が適用されます。アプリ開発者の年間売上高が100万ドルを超えた場合は、手数料が30%に引き上げられる形になるようです。

いつからこの手数料が適用されるのか気になるところですが、現在時点では2021年7月1日から適用とされています。

2.多くの有名企業がアプリ手数料に不満を持っていた

元々アプリストアの手数料は問題視されていましたが、アプリ事業者以外の一般人の間でも話題になったのは、2020年の夏に大人気ゲーム「フォートナイト」で有名なEpic(Epic Games)が手数料に関してGoogleとAppleに対し提訴を行い、争いを激化させたのが大きな理由の一つです。

Epic Gamesはアプリストアでの手数料発生に不満を示しており、実際にAndroid向け「フォートナイト」も「Google Play」ではなく自社サイトからアプリを独自にリリースしています。

EpicだけでなくNetflixSpotifyといった世界的に有名な企業が続々とアプリストア手数料への苦言を呈したことで、よりアプリストア手数料引き下げへの動きが強まったとも言われています。

3.Appleは一足先にアプリ手数料引き下げへの対策を行った

アプリストア手数料の引き下げについてEpic以外のたくさんの有名企業が声をあげたことは前述したとおりですが、それを受けてAppleでは2020年11月中旬に、App Store Small Business Programというプログラムを発表しています。

前年度売上が100万ドル未満だった小規模事業者のためのプログラムで、適用されるとこちらも手数料が15%になります。詳しくはこちらの記事にまとまっていますので、ぜひチェックしてみてください。

4.まとめ

今回はGooglePlayの手数料について、Googleからの発表内容とこれまでの現状について解説してきました。

Googleは今回の発表の中で「この変更に伴い、Playストアでデジタル商品やサービスを販売する世界中の開発者の99%に対し、手数料が50%引き下げられる」と発言しています。

今回の発表でアプリ関連の市場規模にも変化が見込まれます。これからアプリをリリースする予定がある方は、ぜひチャンスを逃さないよう動向をチェックしていきましょう。
現在の手数料についてのGoogleページはこちら

また、アプリストアの最適化を測っていくことも重要です。正しいASO対策、できていますか?詳しくはこちらの記事をチェックしてみてください。