Googleアプリキャンペーン(旧UAC)の入稿規定!画像、動画サイズについてまとめました

Googleアプリキャンペーンでクリエイティブを配信する前に

「Google広告」内で使える「Googleアプリキャンペーン(旧UAC)」は、機械学習を活用しておりアプリを宣伝するために大きな効果を発揮します。

ただしGoogleアプリキャンペーンでクリエイティブを作成する際は、画像や動画のサイズを適切なものに合わせておいたほうがよいです。サイズが適正でないと、Google側で自動にトリミングといった操作が行われ、品質が損なわれてしまう可能性があるからです。

今回はGoogleアプリキャンペーンへの出稿を考えている方向けに、配信する広告の適切な画像・動画サイズをご紹介していきます。

Googleアプリキャンペーンの入稿規定が分かる!

1.Googleアプリキャンペーンで配信するために用意するもの

Googleアプリキャンペーンで配信するためには、次のようなアセットを用意する必要があります。

広告見出し

広告のタイトルになる部分です。最低でも、2個以上設定する必要があります。

入稿規定として、

・一般に認められていないスペルや文法を使わない
(誤字をそのままにする、主語と述語を逆にするなど)

・ワードサラダのように内容が不明、または途切れているといった項目に該当する文を作らない
・ Googleの検索結果ページにそぐわない広告を作成しない
・感嘆符を使ったり、同じ記号を繰り返したりしない
・アルファベットを過剰に強調表示しない
(「product」を「P.R.O.D.U.C.T」と表記するなど)

といったルールを守って作成しなければいけません。設定できる上限は、5個までです。Google側では、上限いっぱいまで見出しを用意することを推奨しています。

 

広告説明文

広告の、説明文に該当する部分です。最低でも、1個以上設定する必要があります。

こちらも、見出しと同じような入稿規定に引っ掛からないように文章を作成しなければいけません。またGoogleアプリキャンペーンでは見出しを含め、各アセットが自動的に組み合わさった状態で広告が配信されます。ですからどのアセットが組み合わさっても、内容が不自然にならないように調整する必要もあるので注意しましょう。

見出しと同じで最大5個設定可能なので、5個いっぱいまで設定するとよいでしょう。

画像

広告で配信する、バナー画像です。最大20個まで登録可能です。
詳しいサイズや入稿規定については目次2で説明します。

動画

Googleアプリキャンペーンでは、動画も使用可能です。
こちらも画像と同じで、最大登録数は20個になっています。詳しくは目次3で説明します。

HTML5

HTML5形式でクリエイティブを作成し、配信することも可能です。その場合入稿規定として

・最大の規定サイズは1MB
・.zip形式でアップロードする必要あり
・.zip フォルダ内のファイル数は 40個まで

といったルールが定められています。

HTML5で広告を作成する際は、他にも

・広告フォーマットのサイズをメタタグ(<meta>)として挿入する
・終了タグを記述する
・Google Fontsといった指定リソース以外のリソースを、外部参照して利用できない

といった入稿規定もあるので注意しましょう。

Googleアプリキャンペーンの配信前に準備するもの

2.Googleアプリキャンペーン 画像の入稿規定

Googleアプリキャンペーンで配信するのに最適な画像サイズは、次のとおりです。※2020年8月時点での情報です。

・320×50 ピクセル
・320×480 ピクセル
・300×250 ピクセル

上記サイズはいずれもGoogleが公式で推奨している数値であり、信頼性が高いです。

特にスマホユーザーに広告を見せる場合は、「320×480」といったサイズだと縦向きのまま画像を見せることができるメリットがあります。スマホユーザーに広告を訴求する場合は、いちいち横向きにしないと閲覧できない広告よりも縦向き画像のほうが有利です。

また、以下のような入稿規定が設定されています。

・横向きや逆さに表示されている画像は使わない
・選択した画像サイズ全体に表示されない画像をアップロードしない
・画素が粗い画像や、判読できない文章が混ざっている画像を設定しない
・点滅といった、ユーザーを不快にさせるコンテンツをアップロードしない
・アップロードできるファイル形式は、「.jpg」、「.gif」、「.png」のいずれか

最大のアップロードの規定サイズは1,024KBなので、容量上限を超えない画像を用意する必要がある点にも注意が必要です。

Googleアプリキャンペーンで適切な画像、動画サイズは?

3.Googleアプリキャンペーン 動画の入稿規定

Googleアプリキャンペーンで動画を配信するときに最適なサイズ(アスペクト比)は、次のとおりです。

・16:9
・9:16
・1:1

動画を利用する際は規定サイズというものは特にありませんが、アスペクト比を考える必要があります。画像と同じように、ユーザーにスムーズな広告閲覧を促せるのは縦向きの動画のほうです。

ただしゲームアプリといったジャンルの場合は横向きでプレイするのがデフォルトになるでしょうから、現実のプレイ画面に近い横表示広告のほうがアピールしやすいかもしれません。

前提条件として、配信したい動画がすでにYoutubeへアップロードされている必要があります。Youtubeにアップロードできるファイルの最大サイズは128GBなので広告用動画も128GBを超えないものを用意しましょう。

また動画は必ずしも用意する必要はありませんが、用意しないとGoogle側が自動でスクリーンショットといったアセットを利用して、動画を作成し、意図せずに質がよくない動画が配信される可能性があるので注意が必要です。

Googleアプリキャンペーンで適切な動画サイズは?

4.動画クリエイティブがGoogleアプリキャンペーン成功のコツ

アプリを訴求してユーザーを呼び込むのに、動画クリエイティブは最高の手段になり得ます。どんなアプリなのか、動的に理解してもらいやすいからです。文章や画像だけだと分かりにくいアプリの特徴を動画にすれば、他競合に埋もれてしまう危険性も減らせます。

Googleも動画の効果を認めており、動画広告市場自体も伸びていることから今後は動画広告の活用が重要になっていくでしょう。自社で動画を内製できない場合は、外注も検討してみてください。高品質の動画を、Googleアプリキャンペーンで流せるようにしておきましょう。

株式会社Raboでは、動画の制作や動画広告の代理運用も行っております。無料で、動画制作をさせて頂くプランも用意しておりますので、詳しく知りたい方はこちらの記事からご相談下さい。

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5.まとめ

今回はGoogleアプリキャンペーンで配信するのに最適な画像・広告サイズをご紹介してきました。

文章に感嘆符を使わない、画素の粗い画像や動画を使わないなどの基本的な入稿規定を守りながら、クリエイティブを制作していってください。またGoogleアプリキャンペーンのターゲットユーザーはスマホを使っているでしょうから、スマホでどう見やすいように広告を訴求するか考える視点も重要です。

ぜひA/Bテストも行いながら、最適な画像・動画サイズを見つけてみてください。