アプリのアクティブ率を向上させるために何をすべきか。計測すべきKPIと施策を一挙ご紹介!

アプリマーケティング始めたいけど・・・

アプリの効果を測定する際は、ついどれくらいダウンロードされたかを見てしまいがちです。確かにアプリダウンロード数も重要ですが、それ以上に重要なのはアプリのアクティブ率です。アクティブ率が高くないアプリはすぐ離脱が起きている状態で、マネタイズにつながりにくいです。ダウンロード数といっしょにアクティブ率を測定し、本当にアプリを使っているユーザーが増えているのか調べるのがマーケティング成功のコツです。

今回はアクティブ率とは何か、そして見るべき指標や継続率を上げるポイントなどをご紹介していきます。

1.アクティブ率とは?

アクティブ率とは、アプリをダウンロードしているユーザーの内指定期間内にアプリを実際に使っているユーザーの割合です。アプリだけではなく、Webサイトでも利用される重要な指標の一つです。アプリではインストールした直後から、かなりの離脱が発生します。

ドイツの広告会社「Adjust社」では世界のインストール後アプリ継続率は1日後平均31%、一週間後には21%にまで下がってしまうというデータを発表しています。つまり1日だけで使わなくなるユーザーが増え、時間が経つほどさらに使わなくユーザーが増えていく可能性があるということです。

このようにアプリは、リリースするだけでは収益を作り出せません。工夫を行いながらいかに継続率を維持し、アクティブ率を向上していけるかが生き残っていくポイントになります。

2.どんな指標を追うべきなのか?

アクティブ率を追うには、次のような指標が使えます。

DAU

「DAU(Monthly Active Users)」は、アプリを1日あたりに利用したユーザー数を表します。

SNSアプリやニュースアプリなどは、毎日のように起動して利用してもらう場面が多いです。ですからDAUを調べ、上手く毎日のように使われているかよく確認しておく必要があります。

WAU

「WAU(Weekly Active Users)」は、アプリを1週間あたりに利用しているユーザー数を表します。

「Youtube」といった動画配信サイトでは、休日にユーザーが集中する傾向にあります。ですから平日・休日を含めてWAUを算出し、どれくらい使われているか分析したほうがマーケティングには適しています。

MAU

「MAU(Monthly Active Users)」は、月間でアプリを利用しているユーザーの数を表します。起動頻度が高くなくても、ある程度定期的に起動されていれば収益につながるアプリもあります。たとえばECサイトアプリは単に商品を検索するときにも使われますが、基本は商品購入前後で利用される可能性が高いです。その頻度は月に数回程度とされ、月間で利用人数が多ければマネタイズに成功していると言えます。

MAUはこういった利用頻度が密ではないが、定期的に利用してほしいアプリの計測に向いている指標です。ちなみにMAUは、他指標と組み合わせてさらに細かい計算をしたいときにも使われます。たとえばMAUを月間ダウンロード数で割れば、月間実際にはどのくらいアプリのアクティブ率が発生しているのかを計測できます。低ければ低いほど、ダウンロードされているだけで使われていないアプリになります。

またDAUをMAUで割れば、アプリを毎日のように利用しているユーザーのパーセンテージが分かります。数値が高ければ高いほど、ホットに使われており熱度が高いアプリということになります。

MAU、WAU、DAUの使い分け方は、アプリが何を目標としているのかで変わってきます。長期間で見たアクティブ率がどのくらいあるのかを調べたい際はMAUが使いやすいでしょうし、アプリの起動頻度まで重視する場合はWAUやDAUも含めて分析を行っていく必要があります。

クリアするのに時間が掛かるゲームアプリは、MAUを重視したほうがよいでしょう。また毎日少しずつ遊べることをテーマにしたゲームアプリは、DAUも気にする必要があります。このように同じコンテンツジャンルでも、目標によって重視すべき指標は違ってきます。ぜひ自社アプリ目標に応じて、上記の指標を使い分けてください。

3.継続率を上げるための施策とは?

ここからは、アプリの継続率を上げるために使える施策をご紹介していきます。

アプリの使いやすさを追及、魅力を伝える

アプリは、この世の中に山のようにあふれています。その中からあなたの会社のアプリが選ばれても、そのまま継続的に使われるとは限りません。離脱を防ぐためには起動直後からアプリの使いやすさを追求し、魅力を伝える必要があります。

たとえばゲームアプリでは、登場キャラクターが各ゲームアプリ内インターフェースを説明しながらバトルなどの操作の説明をしてくれるものがあります。登場キャラクターが説明するというスタイルでユーザーを引きつけながら、チュートリアルで基本の使い方を積極的にマスターしてもらおうというよい取組だと言えます。

その他初回起動時に動画チュートリアルを用意し、アプリの使い方を説明することで利用につなげようという取組もあります。このようにデザイン面でも使いやすい仕組みにした上で、チュートリアルプレイや動画などでユーザーを離脱させず興味を継続させる施策が有効です。

プッシュ通知やリテンション広告を活用する

アプリがアクティブになっていない状態でも、プッシュ通知を使えば伝えたい情報を発信できます。イベント開催や期間限定セールなどユーザーの興味をそそるようなキャンペーンを定期的にプッシュ通知発信すれば、アクティブ率も自然と上がっていきます。立案したらすぐ情報発信できるのも、プッシュ通知の魅力です。

ただし毎日何度もプッシュ通知配信するのは、何度も掛からない相手に電話をかけるのと同じように迷惑な行為になります。プッシュ通知配信を行うときはセグメントなどに応じて一人一人に適切な配信を心がけ、頻度も調整しましょう。また継続率を増やすには、「リテンション広告」を活用するのも有効です。

アプリをインストールしているのに使っていないユーザーにリーチできるリテンション広告は、すでに認知しているユーザーへ効果的に再利用を促せる効果的な広告です。新規顧客獲得よりもコストを抑えられるので、施策に組み込んでいない場合は検討してみましょう。

毎日のように楽しめる工夫をする

毎日起動しても飽きないような工夫を凝らすのも、継続率向上に重要です。たとえば記事コンテンツをアプリ内に用意し、毎日ブログ形式で更新するだけでも目新しさがあります。またアプリ内イベントやキャンペーンを行ったりすると、アクティブ率は高まります。

またデザインを季節や行事ごとに変えるなど、他有名アプリが行っている施策も参考になります。着せ替え機能で、アプリデザインをユーザーが気分に応じて変更できる手法も有効かもしれません。コンテンツを更新した場合はニュース欄で告知するなど、ユーザーが気付きやすい仕組みをアプリに整えておきましょう。

ユーザーの意見もフィードバックしながら、新機能を取り入れてアップデートする

あるQRコード決済アプリは、アプリ内レビューやお問い合わせなどのユーザー意見を積極的に取り入れ、高スピードでアプリアップデートを行えたのがマーケティング成功の要因だと語っています。アプリ業界では、古いものは廃れる傾向にあります。トレンドに合わせて、最適な機能をアジャイル方式でその都度アップデートしていく姿勢が必要です。

アプリマーケティングにとって、ユーザーの声は重要です。ぜひ分析データやレビュー、お問い合わせなどから真摯にユーザーの声をフィードバックし、アプリアップデートに活かしましょう。

4.まとめ

今回はアプリのアクティブ率とは何か、そして重要な指標や継続率向上のための施策までをご紹介してきました。いくらアプリダウンロードで量を稼いでも、アクティブ率という質が高まらなければ本当のマネタイズにはつながりません。アクティブ率向上のためにはMAUなどの指標を適宜取り入れながら、アプリの使いやすさを重視するなどの施策を実行して継続率を高めていく必要があります。

ぜひアクティブ率をマーケティングに有効活用して、アプリで収益を挙げてください。