クリテオとは?リタゲ広告の王者はどんな特徴があるのか、初心者にもわかるように解説

クリテオってすごいらしいけど、何が?

インターネット上でWebサイトなどを閲覧していると、さまざまな広告を目にします。広告を配信するサービスはたくさんありますが、代表的なものの一つが「クリテオ(Criteo)」です。

クリテオは、広告業界ではリタゲタイプ(リタゲーティングタイプ)として言わずと知れた広告サービスです。実際調査会社「IDC」のアナリストが発表したレポートによると、2017年度の広告ソフトウェアのシェアは「Google」を抜いてクリテオが一位となっており、その影響力の大きさがうかがい知れます。

今回は初心者にも分かりやすいようにクリテオとは何か、そして特徴や配信するために必要な準備、配信先などをご紹介していきます。

1.クリテオとは?

クリテオとは、リタゲ型を主とするECサイト向け広告配信サービス、またサービスを提供する企業自体を指します。創立は2005年で、フランスのパリに本社を置いています。そして現在では世界各社に拠点を築いており、日本にも法人が設置されています。

クリテオの代表的なサービスは、冒頭でもお伝えした通りリタゲ型の広告プラットフォームです。訴求したいものをディスプレイ広告としてバナー表示させることで、リタゲにつなげられるようにします。

これだけだと、普通のディスプレイ広告サービスとの違いが分からないと思います。そこで次の章から、他広告サービスと比べてクリテオにどんな特徴があるのかを詳しく見ていきましょう。

2.クリテオの特徴は?

クリテオには、次のような特徴があります。

動的にクリエイティブを生成してユーザーに表示できる

クリテオの大きな特徴の一つが、動的にクリエイティブを生成してユーザーに表示できる点です。通常一から広告配信を行うためにはまずデータ分析を行い、それに応じたクリエイティブを作成しなければいけません。極端な話だと「若者向けなので赤色や水色を多めにする、高齢者向けなので金や黒を多めにする」などと、クリエイティブを調整していきます。

もちろん上記以外に、効果的なクリエイティブにするにはさまざまなデータを考慮してさまざまな工夫を凝らす必要があります。そして「CTA(Call To Action)」用のボタン設置など、レイアウトも工夫しないと効果は出ません。こういったようにデータを分析し、ターゲットユーザーに刺さる広告を作成して表示するのにはかなりの手間と時間が掛かります。

クリテオでは「データフィード」と呼ばれる配信企業が用意した商品詳細リストをもとに、クリエイティブを自動で生成します。そしてリタゲ型なので、ユーザーの情報をもとに細かい調整も行ってくれます。

たとえば「このユーザーは最近高性能のノートパソコンを探している」と判断すれば、商品リストからノートパソコンを検索しユーザーに合った形式で表示させます。その際CTAボタンを設ける設けない、カラーリングはどうするか、表示する際はスライド表示にするか静止表示にするかなど、従来人の手で行っていた作業を全自動で代行してくれます。

このようにクリテオで広告を出稿すれば、クリエイティブ作成に悩まされる場面は一気に減りリタゲも効率化されるでしょう。

リタゲ精度が高い

クリテオは上記のように自動でクリエイティブを作成してくれますが、リタゲ自体の精度も高いと評判です。クリテオでは広告配信の際、自社が収集した膨大な「ビッグデータ」を利用します。そしてビッグデータを最大限活用できるよう、リタゲ判断に「AI(人工知能)」を利用しています。独自のアルゴリズムでデータ解析したAIが最も効果的なクリエイティブを表示してくれるため、リタゲ効果が高くなります。しかも分析すればするほど精度が向上するので、簡単な話長期間クリテオを使えば使うほどリタゲ広告パフォーマンスが高くなっていく可能性があります。

リタゲ施策において重要なのは、いかに一人一人が見たいと思う、効果的な広告を表示できるかです。少しでも内容がずれていると広告効果は望めませんし、下手をすれば自社ブランドイメージの低下につながる危険性もあります。クリテオではビッグデータ+AIという最新のITを駆使することでリタゲ広告のリスクを減らし、最大限の効果が挙がるように工夫されています。

大手企業の導入実績が多い

クリテオは効果の高いクリエイティブをその場その場で表示してくれるという大きなメリットから、大手企業の注目も集めています。

・ANA
・リクルート
・タワーレコード

こういった大企業がクリテオを使って、広告効果の最大化を実現しました。あなたの会社でもクリテオを利用すれば、上記企業のように導入前より広告効果を最大限にまで引き上げられるかもしれません。

ちなみに最近では新規顧客や休眠顧客の掘り出しも可能なソリューション広告サービスを追加で提供しており、今後クリテオの広告業界における影響力はさらに高くなっていくでしょう。

3.クリテオを配信するために必要なことは?

ここからは、実際にクリテオを配信するためにはどんな作業が必要かを解説していきます。

フォーマットに沿ったデータフィードを用意する

クリテオを使う上で肝となるのが、このデータフィードです。料理でも調理のためには野菜や肉などの材料が必要ですが、クリテオでも広告を作成する際にもととなる商品などの詳細データが必要です。リストについてはクリテオが読み込むためのフォーマットが決まっているので、そのフォーマットを参考に作成しましょう。ちなみに

・商品URL
・価格
・ジャンル

こういったデータをフォーマットに基づいて入力していきます。

自社Webサイトへタグを埋め込む

次に、自社のWebサイトへ専用のタグを埋め込みます。全部で5種類のタグが用意されていますがトップページや商品詳細ページなど、各ページごとに埋め込むタグが違うので注意しましょう。ちなみに、設置は「Java Script」などを扱えるフロントエンジニアに任せたほうが安心です。フロントエンジニアに任せないで作業を行う場合は、インターネット情報などを参考にして焦らず、慎重にタグを埋め込んでください。

データフィードを定期的に更新する

広告を出稿するための一通りの作業を終えた後も、油断は禁物です。クリテオでは、データフィードをもとにクリエイティブを作成します。ですから現在在庫数や取り扱いの可否などをデータフィードに反映させないと在庫が切れたページへ飛んだり、そもそもページが存在せずにエラーになったりとリタゲに悪影響のあるトラブルにつながります。

更新頻度の高いWebサイトでは、データフィードの更新作業は手間の掛かるものになります。データフィードの更新作業についてはフィードの自動生成、タグカスタマイズまで含めた機能を用意しているサービスもあるので、そういったサービスを使って自動化したほうが得策です。

4.クリテオの配信先とは?

クリテオには、次のような配信先が用意されています。

・Yahoo!Japan
・Google
・goo
・食べログ
・msn
・nifty
・GMO SSP
・tenki.jp

どれも有名で、認知度の高いネットサービス・アドネットワークです。こういった認知度の高い配信先でリタゲーティング広告を表示できるのは、クリテオの大きな強みです。また特に、「YDN(ヤフーディスプレイネットワーク)」に配信できるのがすごいところです。YDNはYahoo!Japanが提供しているディスプレイ広告サービスですが、ここに広告配信できるのはYahoo!Japan以外ではクリテオのみとなります。たとえばYahoo!Japanのトップページに、自社広告を表示させることも可能です。

5.まとめ

今回は初心者向けにクリテオとは何か、そして特徴や配信準備で必要なこと、配信先などをご紹介してきました。クリテオは精度の高いリタゲ広告を、その場で作って配信してくれる非常に便利なサービスです。また配信先も幅広く、ユーザーとのタッチポイントもしっかり確保できます。

クリテオを利用する際は、データフィード生成や更新を自動化できるツールの用意など最低限の準備を行いましょう。ぜひクリテオを活用して、リタゲ広告効果を最大化させてください。